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「よく遊び、よく学べ」
多様な価値観をぶつけ合い イギリス法制史から社会を学ぶ

法学部法律学科 高友希子教授ゼミ

イメージ 左から、穴山知博さん(ゼミ長・3年)、李演修さん(4年)、権田武さん(3年)、高友希子教授、馬場陽介さん(4年)、堀江峻さん(4年)
※全員、法学部法律学科

「イギリス法制史」がテーマの高ゼミ。「英国の法と社会」を歴史的観点から、政治、経済、文化を踏まえて幅広く考察しています。

「学びたいことをとことん突き詰められるゼミだと自負しています」と力強く語るのはゼミ長の穴山さん。「普段のゼミ活動だけでなく、年2回の合宿、入ゼミ面接の進め方など、活動内容はすべてゼミ生全員で話し合って決めています」

秋学期には国王と議会の関係に関心のあった李さんの希望で『議会主権と法の支配』を輪読。「英国はなぜ19世紀に世界最強の国になれたのか」という長年抱き続けてきた疑問に向き合い、法と政治の関係について、「欧州各国の王制と比較しながら、法律文献だけでなく政治関係の文献まで調べ上げました」。

イメージ すぐに文献を調べられるよう、主に図書館で行っているサブゼミ。さまざまな分野の資料から、当時の物価を突き止めるなどしながら、事実を再構成していく

多角的な研究を進める背景には、議論を深化させる仕組みがあります。報告はグループで担当しますが、事前にゼミ生全員がテキストを読み込み、ウェブ掲示板に疑問点を提示します。報告グループは、質問項目について閉架図書や英語文献を使って調査・検討した上で当日に臨むのです。「あらゆる角度から質問が投げかけられるので、本質的なことまで掘り下げられます」と権田さん。春学期に行った溜箭将之教授(立教大学)ゼミとの合同ゼミでは、土地の管轄権争いで用いられた「決闘裁判」について報告した権田さんに質問が集中しましたが、「『なぜ土地は大事なのか』まで議論していたことで、自信をもって回答できました」。

イメージ 11月に開催したOB・OG会。縦の強いつながりが、研究の充実と高い就職率を後押ししている

 同じく合同ゼミで報告した馬場さんは、「グループ運営の点からも良い経験になりました」と振り返りま す。就職活動の真っ最中、一人黙々と準備を進めましたが、「事前発表会でさまざまな指摘を受け、メンバー にもっと相談しておけばよかった(笑)」とグループ・ワークの大切さを痛感。「この経験を就職先の金融機関で生かしたい」と話します。

「学生にはゼミ活動を通じて社会性も養ってほしいと思っているので、互いを認め合い、切磋琢磨している姿を見せてもらえることをうれしく感じています」とほほ笑む高教授。

イメージ ゼミ生の集合写真。4年生は就職活動中もゼミに参加し、下級生を指導しつつ自ら報告もする

 高教授の言葉に対し、法曹志望の堀江さんは「高先生が『よく遊び、よく学べ』を標語にゼミ生のどんな個性も強みへと伸ばしてくれるから成長できるのです」と話します。

「法律ができる背景には必ず社会的事実がある。その事実をあらゆる手段を使って調査し検討していくゼミ活動を通じ、法とは何かを常に考えるようになり、六法もさらに頭に入りやすくなりました」

法学部法律学科 高友希子教授ゼミ
高友希子教授
穴山知博さん(ゼミ長・3年)
李演修さん(4年)
権田武さん(3年)
馬場陽介さん(4年)
堀江峻さん(4年)

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