【G-Days】 「第51回桜凛祭」大学祭のオンライン開催に挑む:オピニオン: 学習院TIMES 学習院大学:読売新聞オンライン

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オピニオン Opinion

※掲載の肩書は取材当時のものです。

【G-Days】 「第51回桜凛祭」大学祭のオンライン開催に挑む

石澤 惠眞(学習院大学 法学部法学科3年生 大学祭実行委員会 委員長)

学習院大学の魅力を広く世に伝えたい

――準備を進める上では苦労も多かったのではないでしょうか。

S__18096146_web.jpg 実行委員会の幹部は10人ほどで、4月以降はずっとオンライン会議システムを使って打ち合わせを進めてきました。これは回を重ねるうちに慣れましたが、大変だったのはいわゆる「報連相(報告・連絡・相談)」です。

 例年ならみんなが毎日のように部室に集まって話しますし、キャンパス内を歩き回れば準備の進捗状況を把握できたのですが、今回はそれができず、予定より進行が遅れてしまったり、大学祭のコンセプトから少しずれた形で物事が進んでしまったりしたこともありました。

 実行委員会は13年生の約140人で構成されています。僕も1年生のときからずっと実行委員会に参加して、先輩にたくさんのことを教わってきました。それなりに経験を積んだつもりだったのですが、今年は委員長という大勢の委員をまとめる立場になり、初めて大学の名を背負う重さ、怖さを実感しました。

 当初、僕がオンライン開催に否定的だったのも、どう責任をとるかばかり考えていたからです。今までの積極性はどこかに行ってしまい、すっかり保守的になっていました。そんな自分に気づいて、オンライン開催に踏み出せたのは本当によかったです。

 コロナ禍や委員長のプレッシャーに負けて積極性を失ってはいけないと思い直し、その後は開催に向けて迷いなく突き進むことができました。ここを乗り越えられたおかげで、一つ成長できた実感があります。

――桜凛祭のコンセプトとは、具体的にどんなものでしょうか。

S__18096143_web.jpg 僕にとって今回のオンライン開催は、「桜凛祭の趣旨って何だろう」とあらためて考える機会にもなりました。自分なりに考えた結果、最大のコンセプトは、皆さんに広く学習院大学の魅力を伝えることじゃないかと。桜凛祭を通して、例えば受験生が進学のモチベーションを高めたり、卒業した先輩たちが、コロナに負けず頑張って活動している後輩たちの姿を見てポジティブな気持ちになってくれたりしたらいいなと思います。

 もう一つは、桜凛祭は学生の表現の場であるということです。学生同士が力を合わせてやりたいことを思い切り表現する──。その姿を皆さんに見せることが、学習院大学の魅力を伝えることにもつながるように思っています。自分たちも楽しみ、皆さんに楽しんでもらう。そこは忘れずに大事にしていくつもりです。

 例年通りキャンパスで開催できないことに対しては、正直、悔しさもありました。僕はこの2年間、実行委員の先輩たちに憧れて背中を追い続けてきたので、同じ形で開催できないのはやっぱり残念。でも今は、先輩たちから受け継いだものを後輩に伝えながら、この学習院初の試みを皆で楽しみたいという思いのほうが強いです。