「どの家庭の冷蔵庫にも入っている」と言っても過言でないほど広く親しまれている牛乳ですが、実はまだあまり知られていない「秘密」があります。そこでこの記事では、読めばきっと誰かに話したくなる“牛乳の新鮮な話”をお届けします。
牛乳・乳製品の原料となる生乳は、生き物である乳牛が生み出す農産物です。そのため、様々な理由で生産量が変動しますが、中でも大きな影響を与えるのが気温です。乳牛は暑さに弱いので、気温の上がる夏場は体力が落ちて出す乳の量が減少し、逆に冬場から春先にかけて増加します。また、冬は生乳に含まれる乳脂肪やたんぱく質などの成分も増加するため、牛乳のコクが増します。そのまま飲むのはもちろん、ホットミルクにして楽しんだり、料理に入れるのもおすすめです。
寒くて空気が乾燥する冬は、低温・低湿度を好むウイルスや細菌が活性化しやすい季節であり、体調を崩す人が増加します。そんな冬を健やかに過ごすためには、ウイルスや細菌を排除したり、増殖を防いだりする「免疫システム」が十分に機能するよう、免疫細胞をより丈夫にしておくことが重要です。そのために欠かせないのが、たんぱく質やビタミンなど、牛乳に含まれる栄養素なのです。
免疫機能を整えるために大切な栄養素は、免疫システムと細胞組織の材料となるたんぱく質です。牛乳に含まれるたんぱく質には9種類のアミノ酸がバランスよく含まれていて、その8割を占める成分「カゼイン」が消化される過程でできる「カゼインホスホペプチド」(CPP)は免疫細胞を活性化することが分かっています。一方、牛乳などの動物性食品に多く含まれるビタミンAは鼻や喉などの粘膜強化に不可欠で、白血球の働きも活性化します。ま た、ビタミンCとEは細胞を活性化させて、免疫機能の維持に貢献します。
生乳の需給は、毎年、季節によって大きく変動します。夏場は、暑さにより乳牛の体力が落ち生乳の供給が減少しますが、需要は増加します。一方、冬場は、乳牛が元気になり供給は増えますが、需要が減少するのです。生乳は、生き物である乳牛から生み出されるため、水道の蛇口をひねるように生産量を調節することができません。そのため、「需要」と「供給」のアンバ
ランスは、酪農と乳業関係者による「需給調整(※)」によって対応しています。
特に今年はコロナ禍により、需給が大きな影響を受けています。春先は、「学校給食用牛乳の供給停止」「観光業の停滞」「外食産業の休業」などにより、需要が大幅に減少しましたが、酪農と乳業関係者による対応と、消費者による普段より多くの牛乳や乳製品の消費などによって、生乳を一滴も無駄にすることはありませんでした。
一転して夏には、夏休み短縮による例年以上の学校給食用牛乳の供給が必要となり、一時、牛乳が不足気味になりました。
そして、今冬、コロナ禍による外食産業や観光業の停滞などによる需要減の影響が残る中、酪農と乳業の関係者は、生乳を無駄にしないよう需給調整に努めています。
※ 需給調整とは
例えば、生乳需要が多い夏場には、主産地である北海道から、多くの生乳を大消費地がある都府県に運んで、牛乳をたくさん作り、生乳供給が多い冬場から春先にかけては、保存性が高い脱脂粉乳、バター等を製造することなどをいう。
青菜…300g
(小松菜、チンゲンサイ、ほうれん草、白菜など)
ハム…4枚
カニカマ…1袋
長ネギ…1/2本
ショウガ…10g
サラダ油…大さじ1
A 水…200cc
顆粒コンソメ…小さじ1
塩…小さじ1/3
コショウ…少々
牛乳…200cc
片栗粉…大さじ1
卵…2個
牛乳…200cc
マヨネーズ…大さじ4
むきエビ…100g
タマネギ…1個
ニンジン…1/2個
ほうれん草…1束
顆粒コンソメ…小さじ1/2
塩・コショウ…少々
バター…適宜
ピザチーズ…適宜
甘酒(市販品:希釈して
飲むタイプ)…200cc
牛乳…200cc
砂糖…適宜
ショウガ汁…大さじ1