不妊に悩む夫婦に寄り添い
先進かつ質の高い高度生殖医療を提供
2010年の開院以来、延べ4500人(24年2月現在)を妊娠に導いた立川ARTレディースクリニック。JR立川駅徒歩3分の立地で働く女性の来院も多い。右島富士男院長は「ひとつでも多くの家族が幸せであると実感できる医療を提供すること」を使命とし、高度生殖医療を中心に先進の不妊治療を提供している。
院長・医学博士
右島 富士男
みぎしま・ふじお/1995年北里大学医学部卒業。北里大学病院産婦人科、北里研究所メディカルセンター病院産婦人科などを経て、2004年にスタンフォード大学、05年ノースウェスタン大学に留学、07年よりIVFなんばクリニック医長。10年開院。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。医学博士。
米国留学で研鑽を積み 質の高い不妊治療を提供
立川ARTレディースクリニックは、不妊治療、高度生殖医療、不育症・着床障害の専門クリニックである。高度生殖医療として体外受精胚移植、顕微授精胚移植、凍結融解胚移植などを提供し、タイミング療法や人工授精といった一般不妊治療も行う。
右島富士男院長は大学病院などで不妊治療に携わったのち、米国スタンフォード大学、ノースウェスタン大学へ留学。産婦人科医療の中でも特に高度生殖医療で研鑽を積んだ。その経験をもとに、常にグローバルにアンテナを張り、先進的な技術を習得し高い品質で提供している。
治療は、不妊症や不育症の原因を徹底的に調べることから始まる。
「原因を見極め、最も適した治療方針を立てることが大切です。その上で、患者さん一人ひとりの身体の状態や事情に寄り添いながら治療を進めていきます」と、右島院長は同院の診療方針を語る。
不妊治療に臨む患者の不安は大きい。同院では、不妊治療を考えている人向けに「不妊治療説明会」(不定期)を開催し、正しい情報、新しい情報を提供するとともに、参加者の質問に丁寧に答えている。
妊娠の確率が高い刺激周期法で採卵
一般不妊治療で妊娠に至らず、体外受精や顕微授精を行う場合は、卵巣から卵子を体外に取り出す採卵が必要になる。採卵方法には自然周期法と、排卵誘発剤を用いる刺激周期法があり、同院は刺激周期法が基本だ。
「自然刺激法だと1回に1個から数個しか卵子を採取できませんが、刺激周期法ならば1回で10~20個採卵できます。数が多い分、受精卵や受精卵から胚盤胞になる確率は高くなり、1回の採卵に対する妊娠の確率は70~80%です。また、採取した卵子を受精させ、受精後5、6日経った『胚盤胞』の状態で凍結保存すれば、2人目、3人目を産む機会の創出につながります。このような選択をした方の多くが、“もう1人”を望んで『胚盤胞』を迎えに来てくれます」(右島院長、以下同)
刺激周期法でたくさん採卵した卵子は質が低い、あるいは冷凍保存すると質が劣化するといった心配は全くない。採卵した卵子の数が多いと、患者は安心感を覚えるという。
43歳以上の不妊治療に積極的に取り組んでいることも同院の特徴だ。
「受精2、3日目の『分割期胚』の段階で子宮に移植すると、20~30%の確率で妊娠が可能です。そのため、42~43歳以上の方には分割期胚での移植をお勧めしています」
同院では45歳でも5%の人が妊娠に至っている。
慢性子宮内膜炎などが原因で、体外受精や顕微授精で得られた形態のよい受精卵(胚)を移植しても着床しない着床障害がある患者に対しては、PFC-FDTM(血小板由来因子濃縮物)療法という選択肢を用意。PFC-FDTM療法は再生医療の1つだ。
「ご本人の血液から作られたPFC-FDTMを子宮内に注入すると、子宮内膜が厚くなったり、炎症が抑えられたり、着床率の向上につながる子宮内環境改善が期待できます」
不妊治療はまさに日進月歩なのだ。
妊娠しやすい身体づくりも適切にサポート
「Knock at the door,and the door will open.」(ドアを叩きなさい。そうすれば、そのドアは開くだろう)――恩師が語ったこの言葉を、右島院長は今も大切にしている。
「勇気を持って当院のドアを叩いてくだされば、妊娠、出産の可能性はきっと開けるはず。スタッフとともに、患者様の期待に応えられるよう、最も可能性の高い世界標準の治療を提供しています」
一方で、いかに最新の治療を行っても、身体のコンディションが整っていないと十分な効果が得にくいため、「妊娠しやすい身体づくり」の重要性を右島院長は説く。具体的には、食事はたんぱく質の摂取量を増やして炭水化物は少なめに。睡眠は7~8時間が理想だ。
「睡眠6~7時間未満は災害時の避難生活と同じレベル。身体が生命の危機を感じて妊娠しにくくなります。過度なストレスを避け、ウォーキングなど適度な運動を行うことも大切です」
年齢が高くても、身体のコンディションを上手に整えて妊娠に至る例は少なからずあるという。同院ではサプリメントも活用して「妊娠しやすい身体づくり」をサポートしている。
「これを私は、老化の本質を見抜いた『新しい不妊治療』と考えております。新しい医療技術を用いて、自分の体を可能な限り若返らせて(年齢回帰させて)治療を受けていただき、できるだけ質の良い卵を採ることを目指しています。
不妊治療は家族を創り出す医療です。全身全霊でそれに取り組めることを、私たちは誇りに思っています」と、右島院長は言う。
※PFC-FDTMはセルソース株式会社の提供する商標です。
PFC-FDTM療法は自由診療(健康保険適用外)です。費用は2回注射で税別198,800円(税込218,680円)。
前列右から4人目 右島院長:豊富な経験を積んだスタッフと共に、皆様をサポートいたします。 |
接遇や最新の医療情報についての勉強会の様子。スタッフ全員で共有し、不妊に悩む女性をサポートしている。 |
3階の来院者専用ラウンジ。広い空間には柔らかな日差しが差し込み、安心してリラックスできる。 |
4階の院内には診察室、レントゲン室、手術室、リカバリールーム、培養室(写真)がそろう。ワンフロアなので移動も容易。 |
前列右から4人目 右島院長:豊富な経験を積んだスタッフと共に、皆様をサポートいたします。 |
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立川ARTレディースクリニック |
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〒190-0012 東京都立川市曙町2-8-29 村野ビル4F TEL.042-527-1124 FAX.042-527-1128 https://tachikawa-artlc.jp/ |
■診療時間 9:30~12:30/14:00~19:00 ■休診日 木曜・日曜・祝日 |
■電話相談も受け付けています。 |
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