医療法人 伯鳳会 大阪中央病院

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医療法人 伯鳳会

大阪中央病院 ロゴ 大阪中央病院現役世代を支える都市型病院での
経験豊富な医師による痔疾患治療

大阪駅にほど近い大阪中央病院。同院の肛門外科では、この領域の学会役員を多数務める齊藤徹医師を始めとする経験豊富なチームが痔疾患の治療に当たる。的確な診断と、有数の手術数の下、難症例も含め、一人ひとりの患者に適した丁寧な治療が行われる。

齊藤  徹

外科・特別顧問
齊藤  徹

さいとう・とおる/1977年三重大学医学部卒。1987京都大学医学博士。京都大学、関西電力病院を経て、2005年大阪北逓信病院院長。2015年より現職。日本臨床肛門病学会理事。近畿肛門疾患懇談会代表世話人。内痔核治療法研究会特別顧問。



79年の歴史を持つ都市型総合病院として

 大阪中央病院はJR大阪駅から徒歩10分、オフィスビルが立ち並ぶ一角にある。生命保険会社が運営する病院として1944年に創設され、健康保険組合連合会が引き継ぎ、2020年からは医療法人伯鳳会が運営している。79年にわたって大阪市民に親しまれてきた医療機関である。
 健康保険組合病院時代から定評のあるきめ細かな健診メニューでの病気の予防と早期発見、先進的治療を推進する15の診療科を擁する都市型総合病院として、特に20~50代の現役世代からの評価が高い。

吹き抜けのエントランスをはじめ、院内各フロアは明るく清潔感のある雰囲気に包まれ、落ち着いて快適に健診・治療を受けることができる

吹き抜けのエントランスをはじめ、院内各フロアは明るく清潔感のある雰囲気に包まれ、落ち着いて快適に健診・治療を受けることができる。


難症例も引き受け、手術は有数の実績

 中でも定評があるのが肛門外科の肛門疾患(痔疾患)の治療である。
 同院の肛門外科は2015年、大阪北逓信病院から招聘された齊藤徹医師が特別顧問に就任したことで開設された。齊藤徹医師は、肛門外科の領域の各学会で役員を務める経験豊富な医師であり、専門医向けの治療テキストを執筆するほか、後進の指導にも熱心にあたっていて、同氏を師と仰ぐ肛門外科医も多い。
 ここでは外来で新患を受け入れるほか、主に近畿圏の診療所・病院から紹介された診断、治療の難しい症例を診ている。場合によっては関東地方から紹介される例もあるということからも同科への信頼度の高さがわかる。
 治療は痔核(いぼじ)、裂肛(きれじ)、痔瘻(じろう) 、直腸脱、のほか、肛門、直腸が狭く排便がしにくい症例、出産時の会陰切開によるトラブルなど幅広い症例で行われている。
 治療は投薬と排便指導から始まり、改善が見込めない場合には手術が行われる。
 手術数は2022年1月~12月で1608件。これは有数の実績だ。
 齊藤徹医師は、
「関西で肛門疾患の専門病院が比較的少ない中、当診療科には難しい症例に関しても正しく診断し、的確に治療できる医師が揃っています。このエリアで当診療科が果たす役割は重要だと考えています」と語る。
 治療は標準治療に基づき、また学会のシンポジウムで扱われるレベルの先進治療が行われる。
 たとえば、痔核は、ジオンを注射するALTA療法、痔核根治術、分離結紮法、外痔核切除術などが行われている。
 痔瘻はシートン法、切開開放術、肛門周囲膿瘍切開術など、また裂肛は裂肛切除術、肛門狭窄形成術などが行われる。
 直腸脱、会陰切開後の障害でも症例に適した治療、手術が行われる。術後の合併症の回避、再発予防のための生活指導なども丁寧に行われる。
 治療は齊藤医師を筆頭に、小野朋二郎肛門外科部長、女医を含めた5人体制で行われる。
 肛門疾患はMRIやエコーなどの機器を用いて診断されるが、また触診による所見も大事だという。それにはやはり齊藤医師のように多くの症例を診てきた経験が治療成績を左右するという。質の高い治療を受けるためには、病院選びが重要だと言われるのはこのためだ。
「肛門疾患は生活習慣やストレスも発症の原因になります。気になる症状があれば1人で悩まず、早めに受診することが完治するためには必要です」と齊藤医師は呼びかけている。

肛門外科の主な手術実績


HOSPITAL DATA

医療法人 伯鳳会 大阪中央病院

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〒530-0001 大阪市北区梅田3-3-30
TEL.06-4795-5505
http://www.osaka-centralhp.jp
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