不妊治療・生殖補助医療
立川ARTレディースクリニックは「ひとつでも多くの家族が幸せであると実感できる医療を提供すること」を使命に掲げ、院長の右島富士男医師が2010年10月に開院。体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を中心に、先進の不妊治療を提供し、妊娠を望む数多くの女性から喜ばれている。
院長
右島 富士男
みぎしま・ふじお/1995年北里大学医学部卒業。北里大学病院産婦人科、北里研究所メディカルセンター病院産婦人科などを経て、2002年北里大学大学院医療系研究科修了。2004年にスタンフォード大学、05年ノースウェスタン大学に留学、07年よりIVFなんばクリニック医長。10年開院。日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医。医学博士。
立川ARTレディースクリニックでは、体外受精胚移植、顕微授精胚移植、凍結融解胚移植など高度な生殖医療を提供しており、タイミング療法や人工授精も行っている。反復流産や習慣流産といった不育症や、着床障害といった疾患の治療も積極的に行っている。JR立川駅から徒歩3分と交通の便がよく、働く女性も来院しやすい、アットホームな雰囲気のクリニックだ。開院以来、累計3800人(2022年7月現在)の女性を妊娠、出産へと導いてきた治療実績を持つ。
右島富士男院長は医学部を卒業後、大学病院の産婦人科などで不妊治療に携わり、大学院で博士号を取得後、米国スタンフォード大学やノースウェスタン大学の産婦人科に留学して研鑽を重ねた。海外の最新動向など情報交換を行いつつ、常に幅広くアンテナをはりながら、先進技術の習得、提供に努めている。
まずは十分な検査を行い、不妊症や不育症の原因を徹底的に調べる。その後、原因に応じた治療方針を立て、患者一人ひとりの体の状態や事情に寄り添いながら治療を進めていく。一般不妊治療を行っても妊娠に至らない場合は、体外受精や顕微授精での治療となる。
2022年4月から不妊治療が保険適用され、一般不妊治療や生殖補助医療(体外受精、顕微授精)などの基本治療は窓口での負担額が治療費の3割になった。
「体外受精については治療開始時に40歳未満の方が通算6回まで、40歳以上43歳未満の方は通算3回まで(いずれも1子ごとに)と、年齢や回数の制限があるものの、保険診療になったことで、これまで不妊治療は敷居が高いと思われていた方も受診しやすくなっています。当院でも4月以降、患者様が増え、その分、高い妊娠率を確保できるようになりました」と右島院長は話す。
体外受精や顕微授精でできた形態の良い受精卵(胚)を子宮に移植しても着床しない着床障害の患者に対し、同院では先進のPFC‒FDTM(血小板由来因子濃縮物)療法を実施している。
血液中の血小板には組織修復を促す成長因子があり、痛んだ組織を元に直そうとする働きがある。これはPRP (多血小板血漿)療法と呼ばれ、自然治癒力を高める治療法の一つとしてスポーツ外科や歯科、皮膚科などの分野で現在使われている。PFC‒FDTMはPRPから成長因子だけを抽出、濃縮して凍結乾燥させたもの。「患者様の血液から作られたPFC‒FDTMを子宮内に注入することで、内膜を厚くする、炎症を抑えるといった着床率アップに繋がる子宮内環境の改善が期待できます」と右島院長は話す。
同院では、卵子を採取する方法として排卵誘発剤を用いた刺激周期法を基本としている。
「自然周期法では1回に1個から数個の卵子しか採取できませんが、刺激周期法ならば1回で10個から20個の卵子が採取できるため、自然周期法に比べ、妊娠の確率は上がります。採卵1回につき、70~80%の方が妊娠に至っています。患者様にとっても、卵が多くあると不安が和らぎ安心してもらえます。たくさん採れたから卵の質が悪いとか、冷凍保存をすると質が劣化するといったことはありません。受精後5、6日が経った『胚盤胞』の状態で凍結保存すれば、2人目、3人目を産む機会の創出にもつながり、多くの方が迎えにきてくれています」(右島院長)
妊娠が難しいとされる43歳以上の妊娠率向上にも積極的に取り組んでいる。「42~43歳以上でも受精後2、3日目の『分割期胚』の段階で子宮に移植すると20~30%の確率で妊娠が可能なため、分割期胚での移植をお勧めしています。保険適用は43歳未満までですが、当院では45歳でも約5%の方が妊娠しています。高齢の妊娠率を高められるよう、これからも努めてまいります」(同)
右島院長が常に大切にしている恩師の言葉がある。それは「Knockat the door, and the door willopen.」(ドアを叩きなさい。そうすれば、そのドアは開くだろう)。「勇気を持って当院のドアを叩いてください。スタッフ一同、患者様の期待に添えるよう、最大限のサポートをさせていただきます」と右島院長は微笑んだ。
※PFC‒FDTMはセルソース株式会社の提供する商標です。
PFC‒FDTM療法は自由診療(健康保険適用外)です。費用は2回注射で税別198,800円(税込218,680円)。
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