先進医療の拠点へ
医療法人社団 博豊会
2023年9月1日に新病院「博豊会 東京脊椎病院」を開院させる医療法人社団博豊会。開院以来、磨いてきた医療技術や、患者・他病院・地域との間で築き上げてきた信頼関係を背景に、クリニックと新病院が連携して新しい医療体制を整える。
理事長
森 俊一
もり・しゅんいち/愛媛大学医学部卒業。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科専門医、日本脊椎脊髄病学会指導医、日本整形外科学会。
2013年に開院した八王子脊椎外科クリニックは、脊椎脊髄外科に特化した専門施設。
「椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、変性側弯症・後弯症、脊椎椎体骨折、靱帯骨化症などに対して、常に先進の治療を行い、年間約600例(※)の手術を行い続けてきました」と和田圭司院長は語る。
本年9月1日、同法人は大きな節目を迎える。東京都足立区に新病院「博豊会 東京脊椎病院」の開院を予定し、あらゆる脊椎疾患に対して、さらに高度な医療を提供する体制を整える方針だ。
もともと同クリニックでは、経験豊富な専門医が患者に寄り添った先進の脊椎治療を行ってきた。特にXLIFという体の側方からアプローチする低侵襲の術式を得意としている。この術式は日本脊椎脊髄病学会の認定が必要であり、技術取得のために米国でのトレーニングが必要とされていた。クリニック開院後、変性側弯症・後弯症などに悩まれる患者さんの低侵襲な治療法として用いてきた森俊一理事長は、日本においてXLIFを数多く行ってきた医師としてよく知られている。
また2019年からは同様に側方からアプローチする低侵襲手術OLIFも開始、病状に応じてより適した手術を選択できるようにしている。さらに、2021年には頚椎椎間板ヘルニアの患者を対象に、首の可動性を犠牲にしない人工椎間板置換術も開始している。「手術時には高精度ナビゲーションシステムで低侵襲の脊椎手術を可能にするOアームシステムを活用し、より的確な手術に努めています」と和田院長は話す。
(※2013年1月~2022年12月)
副院長
和田 圭司
わだ・けいじ/島根医科大学医学部卒業。東京女子医科大学准教授等を経て、2022年4月より現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医。
新病院にはこうした先進の医療技術や「患者に寄り添う」医療方針が受け継がれる。病床数78(急性期一般55床、回復期リハビリテーション23床)。手術室は3室設置され、 OアームナビゲーションシステムのほかにリアルタイムでデジタルX線画像を表示できるCアームシステムなど、先進の医療設備を整える予定だ。
頚椎、胸椎、腰椎と脊椎のあらゆる部位の疾患を診療する専門医の集いの場とし、新病院を国内でも有数な脊椎疾患専門の医療機関を構築する。今後、より多くの患者が早く適切に治療ができ、社会復帰に必要なリハビリ体制もさらに充実した病院が誕生する。
クリニック同様、新病院も患者さんの口コミや親族の紹介、他病院からの紹介などの今までつくり上げた信頼により、多くの患者の来院が期待される。
脊椎疾患に悩む患者さんの確かな治療の場を提供するという森理事長の夢が、また一歩近づく。
地域に開かれ、患者さんの悩みを解決するために、常に前進する医療機関として、八王子脊椎外科クリニック・博豊会東京脊椎病院は新たな一歩を踏み出す。
頚椎前方固定術 | 41件 |
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頸椎後方固定術・除圧術 | 55件 |
胸椎後方固定術・除圧術 | 31件 |
経皮的椎体形成術(BKP) | 107件 |
腰椎後方固定術・除圧術 | 427件 |
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腰椎ヘルニア摘出術 | 35件 |
その他 | 5件 |
合計 | 844件 |
医療法人社団 博豊会 八王子脊椎外科クリニック
〒192-0903
東京都八王子市万町173-1
TEL.042-655-5566
https://www.hachioji-spine.jp/
理事長 森 俊一
院長 和田圭司
診療科目 整形外科
交通
【京王バス】 JR八王子駅南口から万町1丁目下車。
【神奈中バス】 JR八王子駅南口・京王片倉駅入口から万町2丁目下車。