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「家族の絆」をテーマに、お年寄りから子どもまで幅広い世代で楽しめる番組が放送される。2014年から毎年、敬老の日にあわせてBS日テレで放送してきた特別番組「心の絆!三世代家族スペシャル!2018 ~じぃじとばぁばとパパとママ~」。今年は敬老の日の週の週末からの、9月22日(土)・23日(日)という2夜連続での放送となる(いずれも午後7時~8時54分)。第1回から司会を務める徳光和夫さんに話を聞いた。
祖父母から父母、父母から孫へと伝統や経験を伝えながら暮らす「三世代家族」。番組はそんな6組の家族に密着する。毎回番組のオファーを受けてから、どんな家族と出会えるのか楽しみなのだという徳光さん。収録後には「いつもほのぼのとした気持ちになる」。その魅力は何なのか?
「三世代家族というのは、日本の家族形態の基準ではないかと感じています。みんな実に和やかで、こういう家族の姿こそ日本の幸せな光景ではないか、この国に生まれてよかったとしみじみ思います」
今の世の中では数少ない家族の形だが、それぞれに絆が見えてくる。絆を生むポイントは女性だという。
「だいたい中心に主婦などの女性、しっかりしたカミさんがいます。そこを結び目にして絆が生まれる。家族は単なる一本の綱ではなくなるのです」
人気子役の新井美羽ちゃん(12)が、島根県中ノ島で民宿を営む四世代家族にホームステイする(22日放送)。自給自足に近い生活を送る大家族の中で、東京育ちの少女がどう変化していくのかが見どころとなる話だが、確かに家族の中心にいる明るいキャラクターの母の存在が目を引く。全日本大会への出場を目指す体操少女(10)の話もそうだ(22日)。少女が練習するのは祖母が立ち上げ、元オリンピック選手の母がコーチを務める体操クラブだが、母は金メダルをとることばかりでなく、体操を通じた人間教育という面を重視している。少女を直接指導せず、遠くから見守る姿が印象深い。
「継承」という点では「父」がポイントになる。徳光さん自身が取材する東京・谷根千地区の老舗魚屋(23日)。祖父、長男夫婦、さらに孫である兄弟(30、28)という三世代で100年の歴史をもつ店を切り盛りする。その弟が後を継ぐことを決めたのは「刺し身をさばく父の姿がかっこよかったから」。長さ約1メートル、重さ15キロという伝統の手筒花火の「揚げ手」を務める愛知県豊橋市の家族の話(22日)でも、先代の勇壮なパフォーマンスが話題になる。上の世代の姿から、下の世代が自然に何かを継承している様が、そこから見てとれる。
「子は親の背中に刺激を受ける。親の背中は語っているんです、継いでくれよと」
徳光さん自身はどうなのだろう? 徳光さんは映画監督の父、芸能好きだった母のもとで育ち、「自然と芸能の世界に接近した」。そして今、徳光さんの次男・正行さんはキャスターとして同じ道を歩んでいる。
「そっちに行けと一度もいったことはないけど、背中なのかどうか、息子たちは、まあ、親の仕事をどこかで見ながら『この親父に食わせてもらってるんだ』くらいには感じていたんじゃないかな」
このほか、コーチである父をはじめ家族のサポートを受け、全国大会ベスト4に挑む小学4年生のバドミントン少女の話、東京で単身赴任する父の職場を、その父と子が訪問する話(ともに23日)が放送される。
家族それぞれの視点から楽しめるのも番組の味わいのひとつ。プロデューサーの井上由紀氏は、「司会の徳光さんは『じぃじ』、パートナーの西田ひかるさんが『ママ』の立場」で関わってもらうというのが、もともとの番組のコンセプトという。ほかに今回はスタジオゲストとして、歌舞伎俳優の尾上右近さん、タレントのIMALUさん、新井美羽ちゃん(22日のみ)が出演するが、家族のエピソードを見て口にする感想には、それぞれの素顔を垣間見る趣もある。
「みなさん、自分の家族に投影してエピソードをご覧になっていて、気持ちがストレートに出てくるようです」
6組の家族の姿から、きっと誰もが自分をふりかえるのだろう。離れて暮らす家族を思い出したり、一緒に暮らしていても、身近すぎて普段なかなか顧みることのない家族のありがたみや思いに気づいたり――。懐かしくもあたたかい気持ちにさせてくれる番組だ。