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2024年10月29日 Sponsored by 日本イーライリリー株式会社、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社

早めが肝心!慢性腎臓病(CKD)の対策で知っておきたい3つのこと〜あなたの「日常」をこれからも守るために〜

腎臓は腰のあたりに左右1個ずつある臓器で、体内の環境を最適に整えるという大切な役割を果たしています。しかし、何か疾患が生じてもなかなか気づきにくいのが厄介なところ。なかでも慢性腎臓病(CKD=Chronic Kidney Disease)は、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、放置するといずれは透析が必要になるリスクがあり、また透析までいかなくても日常生活に支障の出る恐れがあります。そこで今回は、CKDの予防や早期発見のために知っておきたいことをまとめました。

高血圧、糖尿病で通院中の方は要注意。
そうでなくても「eGFR」の数値をチェック!

慢性腎臓病(以下CKD)は「腎臓の障害」もしくは「腎機能低下」が3か月以上続いている状態の総称です。

腎臓の障害 たんぱく質を多く含んだたんぱく尿や、腎臓の萎縮・肥大といった腎形態異常が見られる状態。
腎機能低下 血液をろ過し、老廃物を除去するという腎臓の働きが悪くなっている状態。

聞きなれない病名かもしれませんが、CKDは日本では約2000万人、成人のおよそ5人に1人が罹患りかんしているとされています※1。高血圧や糖尿病はCKDと深い関連があるため、現在このような病気で通院中の人は特に注意が必要です※2。一度、医師から腎機能について注意されていたにもかかわらず、「それほど大変なこととは思わなかった」「通院しているから大丈夫だろうと思っていた」などと受け流し、後から「もっと早くから腎臓に気をつけていればよかった」と後悔する人も少なくありません。

※1) 一般社団法人 日本腎臓学会 編. エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023, 東京医学社より作成

※2) 一般社団法人 日本腎臓学会HP 生活習慣病と腎臓病との関係より作成

CKDが進行すると、日常生活にも支障が出てきます。食事制限が必要になったり、倦怠けんたい感、むくみ(浮腫)、吐き気、夜間頻尿、息切れなどの身体症状が生じたりする場合があります。これらの症状は、透析よりも前の段階からあらわれはじめ、なかには、仕事や趣味を続けることが難しくなってしまうケースもあります。また、CKDの進行は心血管疾患の発症につながるなど、心臓にも悪影響を及ぼすことがわかっています※3

※3) 一般社団法人 日本腎臓学会 編. エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023, 東京医学社より作成

腎臓は一度悪くなると元に戻すことが難しいため、早期発見・早期治療が大事になってきます。身体症状等が出る前から、自分の腎臓の状態に興味を持ち、検査結果を気にかけるようにしましょう。

腎臓の障害のサインであるたんぱく尿については、尿検査で知ることができます。また、また腎機能の低下については、血液を調べてわかる「eGFR」の数値に注目してください。

eGFR
eGFR…腎臓の中にある糸球体という組織が、1分間にどれくらいの血液をろ過できるかを表す数値(GFR)を、その人の年齢や性別、血液検査による血清クレアチニン値をもとに推算したもの。クレアチニンは老廃物の一種。

「eGFR」は、60.0(60ml/分/1.73㎡)未満がCKDかどうかの一つの目安となります。eGFRは検査結果に記載されていることがあるので見てみましょう。定期的に通院している方は、医師に腎機能について聞いてみてもいいでしょう。

さらに、今すぐ自分のCKDリスクをチェックできるリストもあります。あなたの腎臓は危険信号を発していませんか?

チェック表

腎臓は、機能が著しく低下するまで症状が表れにくいため、肝臓とともに「沈黙の臓器」と呼ばれています。腎臓がサインを出す前に、自分自身のリスクや腎臓病の状態を確認しておきましょう。

透析以前から日常生活が大変になる!?
仕事や旅行、食生活まで様々な困りごとが……

腎臓が悪くなるといずれ透析が必要になる、と聞いたことがあるかもしれません。一般的な血液透析は、1回あたり約4時間、少なくとも週3回程度の通院が必要になります。通院にかかる時間も含めると、長時間拘束されることになり、特に仕事をしている場合、仕事の都合をつけて通院するのはかなり大変なことだといえます。

「透析にさえならなければ、生活に影響はないだろう」と思っている人もいるかもしれません。しかし透析になる前から、先に紹介した身体症状や食事制限などが生じるため、日常生活に様々な困りごとが生じてしまうのです。

例えば、料理や食事のシーン。
食事制限やその手間

CKDが進行すると、塩分、たんぱく質、カリウムやリンの摂取量の制限が求められます。食事制限を厳格に守ろうとすると、好きなものを自由に食べられなくなってしまうことも……。何を食べるか毎回気をつかわねばならず、家族と別に食事を用意する必要が出てくることもあります。

例えば、CKDの治療中は、塩分の1日摂取量は6.0g以下とされていますが、アジの干物は2.0g、みそ汁は1.2g、たくあん2枚で0.7gの塩分があり、これだけで3.9gとなります。摂取量を守るのが大変なことが分かるのではないでしょうか。このほか、たんぱく質、カリウム、リンも制限されるため、肉や魚、野菜やフルーツなど、一般的に健康にいいとされる食べ物も、摂取量を気にする必要が出てきます。

ステージ
(GFR)
エネルギー
(kcal/kg/日)
たんぱく質
(g/kg/日)
食塩
(g/日)
カリウム
(mg/日)
G1
(GFR ≧90)
25-35 過剰摂取しない 3≦ <6 制限なし
G2
(GFR 60-89)
過剰摂取しない 制限なし
G3a
(GFR 45-59)
0.8-1.0 制限なし
G3b
(GFR 30-44)
0.6-0.8 ≦2,000
G4
(GFR 15-29)
0.6-0.8 ≦1,500
G5
(GFR <15)
0.6-0.8 ≦1,500
例えば、慢性的な倦怠感により、仕事に支障をきたすこともあります。
仕事に支障がでる

立ち仕事や出張などが負担に感じるようになり、異動あるいは転職をする人もいます。

また、家族や友人との外食や旅行に不安がでてくることも……。
旅行するのも不安

疲れやすさから旅行で歩き回るのが大変になり、食事も何を食べるかを気にするようになると、楽しいはずの家族や友人との時間も「みんなに気をつかわせてしまいそう」などと考え、参加をためらってしまいがちになります。楽しい時間のはずが「こんな状態では心から楽しめない」となってしまう場合が出てくるのです。

もちろん、身体症状や食事制限、透析治療とうまく付き合いながら生活をしている人も多くいるのも事実で、自分らしい生活ができなくなるわけではありません。ただ、いまの「日常」を続けるには、早期から腎臓を守ることが重要です。この先どんな未来を過ごしたいかをイメージしながら、自分自身の腎臓に目を向けてみませんか。

具体的に何から取り組めばいい?
まずは、かかりつけ医に相談を!

これまでのあなたは、高血圧や糖尿病の治療はきちんと受けていても、CKDには意識が向いていなかったかもしれません。eGFRやたんぱく尿の数値に異常があっても、「通院時に定期的に検査をしているから大丈夫」「特に医師から何も言われていないから大丈夫」と聞き流していたかもしれませんが、実は腎機能が少しずつ悪くなってきている可能性もあります。

「あの時、もっと早く気がついていれば……」。いまの「日常」が変わってしまってから後悔をする前に、かかりつけ医に自分から相談してみましょう。

チェック表

そんな一言が、将来の腎臓を守る第一歩となるかもしれません。次回の通院で、かかりつけ医にひとこと相談してみませんか?

監修:大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学教授 猪阪善隆先生
大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学教授 猪阪善隆先生

 CKDは早期から適切な治療をすることが重要です。一方で、CKDの治療薬が登場したのはここ数年であり、本来CKD治療が必要な段階であっても、適切な治療がなされていないケースもあります。適切な治療により、CKDの進行を抑えることができるようになりました。
 患者さんからのひとことが、積極的な治療を開始するきっかけとなる場合もあります。ぜひ一度、ご自身の腎臓に興味をもっていただき、将来どんな生活を送りたいかをイメージし、かかりつけ医に相談してみてください。

2024年10月作成
PP-JAR-JP-3069

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